LINEが「タイムライン」の削除に関するルールを発表、違反となる投稿・利用は削除へ

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2012年7月に「東日本大震災」の経験を経て韓国NAVERの日本子会社がプラットフォーム化し、「スタンプ」や無料通話などの特徴的な機能が注目を浴び利用者数が急激に増加しE-mailの代わりとなった無料通話アプリ「LINE」ですが、

リリースから5年を経た今、主に若年層の間での「タイムライン機能」の使い方で問題が起こっています。

それに対し、LINE公式アカウントが「利用のルール」としてガイドラインを紹介すると異例の事態となっています。

LINEタイムライン利用のルール

LINEのタイムラインを楽しく便利に使っていただくために、守ってほしいことがあります。

タイムラインはトーク(メッセージ)と違って、「全体公開」で投稿するとたくさんの見知らぬ人にも見られるので、次のことに注意してください。

ルールを守らない投稿は削除されることがあります。また、ルールを守らない投稿を続けた場合、タイムラインの利用ができなくなることもあります。

【1】個人情報を投稿しない
名前や住所、電話番号など個人情報は絶対に書かないでください。また、いたずらのために他の人の個人情報を掲載することも禁止です。LINE IDや友だち追加用QRコードやURLを公開することも、してはいけません。

【2】犯罪・違法な内容をのせない
殺人やテロ、自殺の予告、売春、盗撮、偽ブランド品の売買などはすべて犯罪です。また、法律で禁止されている未成年がお酒を飲んだり、たばこを吸ったりする内容の写真/書き込みもやめてください。

【3】非公式のシステムを利用しない
LINEと関係ない外部のシステム・プログラムには、絶対にログインしないでください。知らないうちに自分のLINEが乗っ取られるなど、急に利用できなくなる危険性があります。

【4】性的な内容を載せない
下着姿や、肌が大きく見えているような画像、性行為を思わせる画像/動画は、タイムラインの健全な利用を妨げる恐れがあるため、のせないで下さい。

※上記にあてはまる投稿や、不快な投稿を見かけた場合は、「通報」機能を利用してタイムライン運営スタッフに知らせて下さい。

ご協力のほどよろしくお願いします

 

年齢層がそれなだけに最悪、性犯罪や炎上に繋がりかねない大問題ですが、一般のユーザーの間では多く知られていないようですので、本日はこの問題をご紹介したいと思います。

 

原因となった「アップデート」

LINEがこのような発表をした発端は、昨年2016年の5月27日にあった「タイムライン」機能のアップデート。

従来のタイムライン機能はTwitterのように多くの人に見られるわけでは無く、あくまで友だち同士で見るFacebookのような機能で、今日起こったできごと今していることなどを友人にシェアするクローズドなサービスでした。

ですがこのアップデートでタイムラインを全世界に公開できる機能と、Twitterのようなハッシュタグ機能メンション機能が追加されてしまったのです。

 

「全体に公開」機能

全世界に公開できる「全体に公開」機能を使うといいねを押した友だちや投稿をシェアした友だちのタイムラインに流れ、その友だちの友だちも見ることが出来ます。

具体的に何が出来るのかというと、追加してない・されていない友達も投稿が見れるのと他の場所に共有が出来ます。

 

この機能がオンになっている投稿は友だちから友だちへとねずみ算式で拡散され、多くの人に見てもらおうという機能でした。

 

「全体に公開」されている投稿には全て共有ボタンが付きます

ハッシュタグ/メンション機能

主にTwitterなどが発祥とされている「ハッシュタグ機能」と「メンション機能」は、投稿の本文に引用する形で使用します。

例えば下の画面だと「#se」と入力し、ハッシュタグを付けている様子です。

 

#をタップまたは入力したあとに文字を打つと既存のハッシュタグ一覧が現れます。

 

「#semangat」は他のユーザーが既に使用したハッシュタグで、それを本文に書き加えると同じハッシュタグを使用した他のユーザーの投稿を見ることが出来ます。

この機能は実質的な繋がりが無くても、ハッシュタグさえあればどんなユーザーの投稿でも見れてしまう機能で、そのユーザーを一度見つければ、「全体に公開」機能がオンになっている他の投稿や、それに「いいね」を付けている友だち、コメントを残している友だちなどの関係も把握することが出来ます。

これらの機能には年齢制限が無く、当初から懸念がありました。

 

LINE運営が投稿のモニタリングを開始

上のハッシュタグ機能や全体に公開機能などがリリースされてから数週間たった後、「タイムラインが監視されている」という声が一部のユーザーの間で広まりました。

実際にハッシュタグ機能などの影響力や拡散力が犯罪の温床になってしまうであろうと察知した運営は、「全体に公開」になっている投稿を24時間モニタリングし、問題がある投稿は削除しているとの発表がありました。

 

援助交際を持ちかける内容だったり、事故現場や死体などのグロテスクな画像・動画、ヌードなどのポルノ画像・動画(イラストは含まない)がそれに当てはまります。

 

これにより一時は終息したかと思われたタイムライン機能による犯罪懸念でしたが、これでは終わりませんでした。

 

自動スタコメbot

タイムラインには、もともといいね(=スタ)とコメント(=コメ)という機能がありましたが、全体に公開機能がリリースされてからこれらを自動で付ける「自動スタコメbot」というものが流行します。

主にはLINEの通信を解析し、ハックすることにより、タイムラインに表示される投稿に対して自動的にいいねとコメントを付けるボット(もちろん利用規約違反)で、これによりそのLINEアカウントの友だちが増え、知名度が上がるということでLINEのヘビーユーザー(いわゆるLINE民)に多く使われていました。

しかし「全体に公開」機能で一般ユーザーの間にも出回ってしまい、一時期は年齢の低い一般ユーザーが面識のないネットユーザーとコンタクトを取るツールにもなってしまいました。

 

#profile問題

モニタリングが開始されてからしばらくたってからのことでしたが、さらなるアップデートがありました。

LINEは以前からプロフィール画像やホーム画像を変更したとき、それを知らせる投稿がタイムラインに更新されていましたが、さらにその投稿に「#profile」というハッシュタグが付与されるようになったのです。

 

via CNET Japan

 

このアップデートによりこれまで「ハッシュタグ機能」を使ったことがなかったユーザーが一気にハッシュタグを付けて投稿するようになりました。

その中でも最も勢いがあったのも「#profile」。初めて利用する人が必ずと言っていいほど訪れるハッシュタグなだけに、本来の用途とは関係ない投稿にも#profileと付けて投稿することにより、より多くの人に見てもらおうと使うユーザーが爆発的に増加し、活発な時間帯は秒単位で新規投稿が更新されていました。

 

via CNET Japan

#profileが「出会い系」として使われるようになる

#profileタグが本来の目的で使用されていることを把握しきれなかったLINEは、さらに悪の方向へと進んでしまいます。

プロフィールを更新すると表示される最も目につくハッシュタグである#profileで友だちを募集したり、援助交際を募集するなどといった投稿が増え始めました。

 

via CNET Japan

 

当然タイムラインはモニタリングされていたのですが、当初のモニタリング対象は露骨な援助交際やグロテスク、性的画像であって、このように「友だち募集」といった投稿は削除の対象ではありませんでした。

これにより、ハッシュタグと全体に公開の危険性が広く知れ渡ることになります。

 

#profile廃止、監視強化、公式発表

自体を重く見たLINEはプロフィールを更新した際に#profileのタグが付与される機能を廃止し、さらにその後もモニタリングの対象を広め、IDやQRコードでの友だち募集も削除対象になりました。

これにより問題は終息しました。

冒頭でも紹介しましたが、LINE公式アカウントより発表された「ルール」はこれまでの問題すべてを踏まえた上でのものとなっており、具体的に友達募集や犯罪、性的画像、非公式システム(=自動スタコメ)にも触れており、文章は未成年に向けたものになっているように感じます。

 

LINEタイムライン利用のルール

LINEのタイムラインを楽しく便利に使っていただくために、守ってほしいことがあります。

タイムラインはトーク(メッセージ)と違って、「全体公開」で投稿するとたくさんの見知らぬ人にも見られるので、次のことに注意してください。

ルールを守らない投稿は削除されることがあります。また、ルールを守らない投稿を続けた場合、タイムラインの利用ができなくなることもあります。

【1】個人情報を投稿しない
名前や住所、電話番号など個人情報は絶対に書かないでください。また、いたずらのために他の人の個人情報を掲載することも禁止です。LINE IDや友だち追加用QRコードやURLを公開することも、してはいけません。

【2】犯罪・違法な内容をのせない
殺人やテロ、自殺の予告、売春、盗撮、偽ブランド品の売買などはすべて犯罪です。また、法律で禁止されている未成年がお酒を飲んだり、たばこを吸ったりする内容の写真/書き込みもやめてください。

【3】非公式のシステムを利用しない
LINEと関係ない外部のシステム・プログラムには、絶対にログインしないでください。知らないうちに自分のLINEが乗っ取られるなど、急に利用できなくなる危険性があります。

【4】性的な内容を載せない
下着姿や、肌が大きく見えているような画像、性行為を思わせる画像/動画は、タイムラインの健全な利用を妨げる恐れがあるため、のせないで下さい。

※上記にあてはまる投稿や、不快な投稿を見かけた場合は、「通報」機能を利用してタイムライン運営スタッフに知らせて下さい。

ご協力のほどよろしくお願いします

 

まとめ

LINEはこれまで友達同士でのクローズドなSNSだったため、世界中の人とつながるような機能を盛り込まれると未成年が危険にさらされる可能性があり、保護者も対処しきれません。

年齢制限や閲覧制限など、問題があった以上未成年を保護するための昨日も必要では無いでしょうか。これからのアップデートに期待です。